アンジェリーナジョリーは、なぜ乳癌の予防切除手術を選択したのか?乳癌(乳がん)の予防ができる!?

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アンジェリーナ・ジョリーは、なぜ乳癌の予防切除手術を選択したのか?

乳癌(乳がん)の予防ができる!?

 

今回、なぜアンジェリーナ・ジョリーが乳癌(乳がん)予防のために、予防的乳房切除手術を行ったのかの理由について、そして、アンジェリーナ効果(The Angelina Effect)との関係も調べてみました。

 

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アンジェリーナ ジョリーは乳癌(にゅうがん)!?

まず結論から書きますと、当時のアンジェリーナ・ジョリーは乳癌(乳がん)ではありませんでしたが、先天的に乳がんや卵巣がんのリスクが高かったのです。

 

2013 年5月14日、アンジェリーナ・ジョリーは、The New York Timesに「私の医学的選択(My Medical Choice)」という題で寄稿しています。
My Medical Choice by Angelina Jolie

(略)

I have always told them not to worry, but the truth is I carry a “faulty” gene, BRCA1, which sharply increases my risk of developing breast cancer and ovarian cancer.
(略)
Once I knew that this was my reality, I decided to be proactive and to minimize the risk as much I could. I made a decision to have a preventive double mastectomy. I started with the breasts, as my risk of breast cancer is higher than my risk of ovarian cancer, and the surgery is more complex.
(略)
この「私の医学的選択」という寄稿文で、アンジェリーナ・ジョリーは、乳がんと卵巣がんの発症リスクを急激に高める遺伝子「BRCA1」を持っているために、リスクを最小限に抑えるために、まず予防的二重乳房切除術を受けることを決めたと伝えています。
2015年3月24日に、同じくThe New York Timesにアンジェリーナ・ジョリーは“Angelina Jolie Pitt: Diary of a Surgery”という題の寄稿文で、卵巣と卵管の切除も行ったことを報告しています。

Angelina Jolie Pitt: Diary of a Surgery By Angelina Jolie Pitt
March 24, 2015

(略)

The day of the results came. The PET/CT scan looked clear, and the tumor test was negative. I was full of happiness, although the radioactive tracer meant I couldn’t hug my children. There was still a chance of early stage cancer, but that was minor compared with a full-blown tumor. To my relief, I still had the option of removing my ovaries and fallopian tubes and I chose to do it.

I did not do this solely because I carry the BRCA1 gene mutation, and I want other women to hear this. A positive BRCA test does not mean a leap to surgery. I have spoken to many doctors, surgeons and naturopaths. There are other options. Some women take birth control pills or rely on alternative medicines combined with frequent checks. There is more than one way to deal with any health issue. The most important thing is to learn about the options and choose what is right for you personally.

In my case, the Eastern and Western doctors I met agreed that surgery to remove my tubes and ovaries was the best option, because on top of the BRCA gene, three women in my family have died from cancer. My doctors indicated I should have preventive surgery about a decade before the earliest onset of cancer in my female relatives. My mother’s ovarian cancer was diagnosed when she was 49. I’m 39.

(略)

当時、アンジェリーナ・ジョリーは39歳でした。
アンジェリーナ・ジョリー早期癌の疑いがあったため、詳細な検査を行っています。
腫瘍検査の結果は陰性でしたが、がんの疑いが残っていたため、他の医師と診療オプションなど検討し、卵巣と卵管の切除手術(腹腔鏡下両側卵管卵巣摘出術)を決断したとあります。
アンジェリーナ・ジョリーは、「BRCA1」を持っていることが必ずしも手術することへ飛躍するものではなく、健康上の問題を対処するためには複数の方法があることを知り、学んで、自分に合った医学的な方法を選択することが重要だと伝えています。
この決断には、アンジェリーナ・ジョリーの母親が10年間の闘病の末、56歳の時に癌で亡くなっていることや、母親を含めた3人の近親者(母親、祖母、叔母)が遺伝性の乳癌・卵巣癌で亡くなっていることも後押ししています。
アンジェリーナ・ジョリーは、最終的に子宮内に黄体ホルモン放出型IUDを挿入することを選択し、子宮を温存することにしています。
IUDは、避妊に用いられるものでもありますが、卵巣がんなどの婦人特有の病気を予防するためにも用いられる療法の1種です。

アンジェリーナ・ジョリーとアンジェリーナ効果(The Angelina Effect)の関係とは?

アンジェリーナ・ジョリーの最初の寄稿文による予防的乳房切除術の公表後、乳がん検査や婦人科検診を受ける女性がとても増え、世界中に多大な影響を与えたことが、「アンジェリーナ効果(The Angelina Effect)」と呼ばれることになりました。
日本でも、アナウンサーの小林麻央さんが35歳のときに乳がんで亡くなったあと、若い人たちの間で検診を受ける人が増え、有名な病院では検診予約待ちが数ヶ月というニュースもありました。
現在、私は当時のアンジェリーナ・ジョリーとほぼ同じ年齢です。
私自身も、20代後半で胸部に線維腺腫があるとの診断を受けてから、定期的に検診を受けています。
今年、線維腺腫以外の婦人科の病気疑いのために、検査を受けました。
40歳を超えるとピルを服用するという選択肢は血栓のリスクがあるということも知り、IUDを用いた治療を検討しています。
私は一般人なので、専門家に相談しています。まだ決断できていませんが、よく調べて学んで、決めたいと思います。
日本で予防的切除手術を受けられるかどうか、治療方法、方針などは、かかりつけの婦人科医師に相談してくださいね。

まとめ

アンジェリーナジョリーは、乳がんではありません。
アンジェリーナジョリーは、乳がんを始めとした婦人科疾患のリスクが高いために、予防的外科手術を受けました。

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