シャーロックホームズの歴代俳優ランキング1位は誰でしょうか？

シャーロックホームズの歴代俳優ランキング1位は誰でしょうか？

の問いに答えてみたいと思います。

シャーロック・ホームズとは何のこと？

『シャーロック・ホームズ（Sherlock Holmes）』は、イギリスの作家アーサー・コナン・ドイルが書いた、推理小説シリーズの主人公（探偵）のことです。

私が初めて日本語版のシャーロック・ホームズシリーズを読んだのは、小学校5年生くらいの頃です。

その後、ドラマとの出会いは、NHKで放映されていた『シャーロック・ホームズの冒険』です。多分再放送だと思います。

このテレビドラマシリーズを演じていたジェレミー・ブレットが私の初シャーロック・ホームズです。

 

シャーロック・ホームズ史上歴代最高俳優と呼ばれているとジェレミー・ブレット以降で、私が今まで見てきたシャーロックホームズ（Sherlock Holmes）を演じた俳優たちを調べて、独断と偏見でシャーロック・ホームズ歴代俳優をランキングにしてみました。

 

（シャーロック・ホームズ歴代俳優ランキング外）ジェレミー・ブレット（Jeremy Brett）が演じる前まで

1984年までにジェレミー・ブレットが演じる前まで、1905年ころからイギリス、アメリカ、ソビエト連邦（当時）で、無声映画、有声映画、テレビドラマ、ラジオドラマなどで、10人が演じています。

アーサー・コナン・ドイル原作のシャーロック・ホームズを最初に忠実に表現しようとして制作された作品は、1905年公開の映画『en:Adventures of Sherlock Holmes; or, Held for Ransom』です。

主人公ホームズを演じたのは、モーリス・コステロ（Maurice Costello）です。

モーリス・コステロは、明確にホームズ役としてクレジットされている中で、最古に演じた俳優とされています。

NHKでおなじみのシャーロックホームズ。ジェレミー・ブレットがシャーロックホームズ歴代俳優ランキング1位！！

ジェレミー・ブレット（Jeremy Brett）は、1984年からイギリスのグラナダTVシリーズ『シャーロック・ホームズの冒険』でシャーロックホームズを演じました。

 

ジェレミー・ブレットは、原作で書かれている表現やシドニー・パジェットの描いたシャーロックホームズの挿絵からイメージする「顔や体格、話し方などがぴったり」だということで、このドラマでさらに有名になりました。

ジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズは、とても紳士的でアクションシーンは少なめです。

 

ジェレミー・ブレットが演じた『シャーロック・ホームズの冒険』は大人気シリーズとなり、1984年から1994年まで全41話のすべてを主人公シャーロック・ホームズを演じています。

ジェレミーブレッドは全作品を演じる予定でしたが、全集を完成する前に短編の残り18作品を残して、心臓疾患で亡くなりました。

 

ジェレミーブレッド版のシャーロック・ホームズは、NHKで放映されていたので、シャーロック・ホームズと言ったら、ジェレミーブレッドという人も多いと思います。

ジェレミーブレッドは、現在でもシャーロック・ホームズを演じた歴代俳優たちの中で、史上最高と評されています。

 

ジェレミーブレッドのシャーロック・ホームズシリーズを見ると、なぜか『白い巨塔』の主人公「財前五郎」を演じた田宮二郎を思い出してしまうんですよね。

それぞれの役のハマり具合とか、役への尋常でないのめり込み方とか、ドラマを演じている中での双極性障害の悪化など、何か似ている気がするんです。

 

肉体派シャーロック・ホームズ。ロバート・ダウニー・Jrは、アイアンマン並？！

ロバート・ダウニー・Jr（Robert John Downey Jr.）は、2009年に公開されたガイ・リッチー監督のハリウッド映画「シャーロック・ホームズ」で主人公を演じている俳優です。

ロバートダウニーJrは、2年後の2011年の『シャーロック・ホームズ　シャドウゲーム（Sherlock Holmes: A Game of Shadows）』でも主役を演じました。

 

私が初めて映画館で観たシャーロック・ホームズ映画です。この2作品は、シャーロック・ホームズ好きの友人と観に行きました。

ロバートダウニーJrが演じたシャーロックホームズは、紳士的というより肉体派のイメージが存分に出ています。

原作に出てくる激しいアクションシーンを再現していて、ステッキ術やボクシング、フェンシングシーンが多く、爽快です。

 

あとニューヨーク出身ニューヨーク在住であるロバートダウニーJrの流暢なイギリス英語も必見です。

 

随分昔の話なのでさだかではないのですが、2作目の『シャーロック・ホームズ　シャドウゲーム』の終わりで、3作目の予告を観た気がするんですよね。

 

ロバートダウニーJrが、『シャーロック・ホームズ』と同時期にマーベル作品アベンジャーズシリーズ『アイアンマン（Iron Man）』が公開されていて、2021年まで「アイアンマン（トニー・スターク）」として連続して出演していためかどうかはわかりませんが、毎年情報をチェックしてはがっかりを繰り返しています。

 

『シャーロック・ホームズ』の最新作は、2022年2月現在、監督は交代になっているものの、予定されています。

『シャーロック・ホームズ』3作目は、当初2021年12月公開予定だったようですが、現在コロナ禍のため、製作が後回しにされているようです。

ベネディクト・カンバーバッチのシャーロックホームズは、最新鋭の電子機器で対決！！

ベネディクトカンバーバッチ（Benedict Timothy Carlton Cumberbatch）は、2010年からイギリスBBCで放映されているTVシリーズ『シャーロック（SHERLOCK）』で、現代イギリスが舞台の21世紀版ホームズ（コンサルタント探偵）を演じています。2017年のシリーズ4まで放映されています。

日本ではNHKで放送されています。

ベネディクトカンバーバッチ版のシャーロックホームズは、基本的なプロフィールやストーリーは原作に沿っていますが、キャラクターの風変わりな面が強調されていて、女嫌いなくせに恋愛感情を利用する、紳士的とは言い難いひどい男な一面もあります。

 

現代（21世紀）イギリスのロンドンが舞台なので、21世紀でふだん使われているコンピュータ、インターネットやスマホなど最新鋭の機器が登場します。

 

カンバーバッチ版シャーロック・ホームズは、4タイトルで漫画化もされています。

 

このカンバーバッチ版ホームズは、次回作も期待したいところです。

 

ただ、2016年からカンバーバッチが、大人気なアベンジャーズシリーズの「ドクター・ストレンジ（スティーヴン・ストレンジ）」を演じているので、しばらく先になりそうですね。

 

実は、ワトソン役のマーティン・フリーマンもマーベル映画に出演など、どのシャーロック・ホームズシリーズも、ホームズ役以外にも大人気俳優がキャスティングされているだけあって、他作品が続いていると間が空いてしまうのですね。

 

カンバーバッチ版ホームズもロバートダウニーJr版のホームズ同様、気長に待ちたいと思います。

 

NY在住のシャーロックホームズ。ジョニー・リー・ミラーは、気難しくて皮肉たっぷりだけど繊細！？

ジョニーリーミラー（Jonny Lee Miller）は、2013年から2017年までCBSで放送されていた『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY（Elementary）』でホームズを演じました。

日本でのドラマタイトルにあるように、現代アメリカのニューヨークが舞台です。

 

ジョニーリーミラー版ホームズは、イギリスで、ある事件が終わった後に薬物依存症に陥り、父親からアメリカのリハビリ施設へと追い出されて、復帰後にニューヨーク市警察（NYPD）の顧問として活躍します。

 

ちなみに原題であるタイトルの「Elementary」は、ホームズの有名な台詞「初歩的なことだよ、ワトソンくん（Elementary, my dear Watson.）」から由来しています。

 

相棒役であるワトソンは、シャーロック・ホームズ史上初の女性版ワトソンです。

薬物依存から抜け出すための付添人として登場します。女性版ワトソンは、ルーシー・リューが演じています。

 

ジョニーリーミラー版ホームズでは、薬物依存症だった影響と日々戦っているシーンが良く出てきます。長期シーズンで放送されていたためか、他のホームズとは違って、兄や父との確執、恋愛面も丁寧に描かれています。

 

女性シャーロックホームズは、史上初？！竹内結子　ミス・シャーロック版（番外編）

竹内結子は、2018年に放映された、8話で構成されたドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』で、現代東京を舞台に、女性版ホームズ「双葉・シェリー・さら」を演じました。

 

竹内結子版シャーロックホームズは、薬物依存の描写はありませんが、神経質であることは原作に忠実です。とても美しいホームズでした。

 

ちなみに相棒役ワトソンも女性、貫地谷しほりさん演じる「橘和都（たちばなわと）」です。

もちろんホームズとワトソンの両方が女性なのは、ホームズ史上初です。

 

続編を楽しみにしていたのですが、竹内結子さんが2020年に亡くなられてしまったので、叶わぬ夢となってしまいました。

 

東京を舞台にしたシャーロックホームズ？ディーン・フジオカの誉獅子雄は、シャーロックホームズなのか？！

ディーン・フジオカは、月9ドラマシリーズ『シャーロック アントールドストーリーズ（SHERLOCK:UNTOLD STORIES）』で、犯罪コンサルタント「誉獅子雄（ほまれ ししお）（イニシャルS.H）」を演じています。

 

現代東京を舞台として、UNTOLD STORIES（語られざる事件）をテーマとしたパスティーシュ（作風の模倣、オマージュ作品）です。原作を基にしていないので、番外編の番外編という感じです。

 

ディーン・フジオカ演じる「誉獅子雄（ほまれ ししお）（イニシャルS.H）は、傍若無人だが人たらしな印象です。

シャーロック・ホームズ相棒ワトソンにあたる役の若宮潤一をEXILE、三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー岩田剛典が演じています。

『シャーロック アントールドストーリーズ（SHERLOCK:UNTOLD STORIES）』シリーズ最新作「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」が2022年公開予定です。

もちろん、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄（シャーロック・ホームズ）が主役です。

 

まとめ

今回、シャーロック・ホームズ史上歴代最高俳優と呼ばれているとジェレミー・ブレット以降で、私が今まで見てきたシャーロックホームズ（Sherlock Holmes）を演じた俳優たちを調べて、独断と偏見で書いてみました。

最初に、シャーロックホームズ歴代俳優をランキングにしてみましたと書きましたが、どの俳優が演じているシャーロック・ホームズもそれぞれに良く、好きすぎて、選べません。

ジェレミーブレッドは原作イラストそのものですし、アイアンマンなホームズも、現代イギリスのハイテクなシャーロックも、繊細すぎるシャーロックも、美人すぎるシャーロックも、どのシャーロック・ホームズも愛らしく、憎めないキャラたちばかりなので、私の中では、どのシャーロック・ホームズも1位です。

コナン・ドイル原作のシャーロック・ホームズが凄すぎるということなのかもしれません。

 

これからも、どんな俳優がシャーロック・ホームズを演じるのか、とても楽しみです。